トムソン抜き加工とは?
トムソン加工とは、木型(刃型)を作成して、抜いて行きます。トムソン(抜き)機は、トメがないと抜いた後、機械の中に入ってしまうため抜きの部分はトメ(一部切れていない部分)があるのが特徴です。
トメの数や大きさ(0.3〜0.5mm)などは、形状に合わせて決めます。
切り口を指で触って引っかかりがあれば、トムソンで抜いていることがわかります。
もし、引っかかりがない場合はビクやブッシュで抜いていて、少量の印刷物であると予測できます。
トムソン加工の参考例
メンバーズカードなどのカード状の抜き
来客顧客の照合が可能になる。
ダイレクト印字により、宛名の顧客番号とメンバーズカードの番号を同じにしておけば来店時にマスターデータを照合すれば、誰が来客したかがわかる。
宛名面を窓開きにすることで、1つの宛名印字で可能になる。
通常は、中面に印字(片面)する場合は、宛名面と中面の住所欄に2箇所印字をしなければならない。又、展開した状態で同じ面に記入欄をもってこないと両面印字になります。
<バリアブル印字でDMを作成する際の問題点>
展開が630mm幅があるためその印刷物に2箇所同時に印字をする会社が少ない。
展開した状態で、2箇所分の片面印字代がかかる。
顧客情報を印字してから加工をするので、ロスが出て再印字をしないといけない。
上記の通り、できる会社が少なく今取引している印刷会社では、自社で何もしていないため、
フル外注になる。当然、見積もりが高くなり、そのできる印字会社に取引があれば直接見積もりをとることができるが、何件もかんでいれはかなり高くなるので見積もりで終わる。
フル外注になる。当然、見積もりが高くなり、そのできる印字会社に取引があれば直接見積もりをとることができるが、何件もかんでいれはかなり高くなるので見積もりで終わる。
上記の問題を解決する窓開き1つで解決する。
コストも考慮の上、1回1箇所でロスも出さず返信はがきに住所を印字する方法は下記の通りです。
レイアウトを変更して『窓開き』を作ることで解決。
<バリアブル印字でDMを作成する際の問題解決>
仕上がった状態(A4サイズ)なので、どの印字会社でも発注ができる。
A4サイズで1箇所分の片面印字代になり、コストが下がりサイズが小さくなる分、通し代のコストも下がる。
白紙のDMを作成した状態から印字するため、ロスが出ても差し替えることができる。
広告スペースを広げたい。
はがき位置の変更で広告スペースが足りなくなれば、4つ巻でもう1ページを増やすことができます。
A4/4つ巻にする場合は、折方向が変わるため印字位置が変わり糊は縦糊1本にします。
A4/4つ巻にする場合は、折方向が変わるため印字位置が変わり糊は縦糊1本にします。
レイアウトは下記の通りです。
トムソン加工のまとめ
いかがでしょうか?
よく幅広で両面印字のお問い合わせをいただくのですが、トムソン加工をすることで、来店を促すクーポンをつけることができます。又、お客様の手間を減らすことで発注をしやすくできたり、アイデア1つでコストも下がります。